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「独学」に決めた受験生のための教材選び

年間の学習スケジュールを立てるところから始まり、日々の学習、疑問点の解消、試験情報の収集に至るまで、すべて独りで行わなければならない独学は、通関士試験本番まで、まさに“孤独な戦い”を強いられることになります。

そんな独学において、受験生を支えてくれる唯一の拠りどころとなるのが教材です。
なので、「独学」に決めた受験生が教材を選ぶ際には、全幅の信頼が置けるパートナーを選ぶくらいの気持ちで臨む必要がある、と言っても過言ではありません。

さて、通関士試験の独学用教材と言っても、実にさまざまなものがあります。
思いつくところをざっと挙げてみると、「基本テキスト」「参考テキスト」「演習問題集」「実務対策問題集」「過去問」「関税六法」といった感じになります。

このうち、通関士試験の独学用教材として絶対に必要なのは、「基本テキスト」と「過去問」の2つです。最初から、あれもこれも揃えるのではなく、まずはこの2つを用意すれば十分です。基本テキストを使って一通り学習してみて、どうしても理解できない点が出てきたときに初めて、「参考テキスト」や「関税六法」を参照すれば良いのですから。

問題集についても同じことが言えて、基本的には過去問があれば十分です。
ただし、通関士試験の試験科目のなかには「通関手続の実務等」という科目があって、この科目では、通関書類を一部作成(穴埋め)することになります。場馴れが必要な科目でもあるので、経験を積みたいという受験生は、別途「実務対策問題集」を揃えるのも手だと思います。

過去問はさておき、基本テキストについては、数あるテキストの中からどれを選ぶべきか悩むところかもしれませんので、ここで3点ほどアドバイスさせていただきます。

アドバイスの1つめは、最新版を選ぶことです。通関士試験は、主に貿易に関する法律について学ぶ試験ですので、最新の法情報が掲載された最新版のテキストを選ぶことが、まずは絶対条件となります。

そのうえで、アドバイスの2つめは、読みやすいテキストを選ぶことです。
通関士試験の学習では、耳慣れない専門用語の類が頻出します。それらを誰の力も借りずに、テキストだけを使って学ぶわけですから、「説明がわかりやすい」「図表が豊富で見やすい」など、とにかく読みやすいテキストを選ぶようにしてください。

そしてアドバイスの3つめは、1冊に絞ることです。
「パートナーを選ぶ」わけですから、何冊も買って、あちこち浮気するのは厳禁です。

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