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知っておきたい!「通関業法」科目の傾向と対策

ステップ1で勉強法を選び、ステップ2で使用する教材や受講する講座を選んだなら、いよいよステップ3、通関士試験の学習のスタートです。

通関士試験の試験科目は、①通関業法、②関税法・関税定率法等、③通関手続の実務等の、全3科目からなりますが、このページでは「①通関業法」の勉強法について解説したいと思います。

そもそも、この科目で学ぶ「通関業法」とはどんな法律なのかと言うと、通関業者ならびに通関士の業務や、その義務・権利等を定めた法律となっています。

法律を学ぶ際、特に大事なのが、条文の第1条だと言われています。
「目的」が記された第1条は、その法律が拠って立つところを示す最重要条文であり、事実、本試験においても頻繁に出題される傾向にあります。特に「通関業法」というのは、通関士資格の根拠法でもあるので、第1条は丸々暗記しても良いくらいです。

ちなみに、通関業法の第1条は以下の通りです。
「この法律は、通関業を営む者についてその業務の規制、通関士の設置等必要な事項を定め、その業務の適正な運営を図ることにより、関税の申告納付その他貨物の通関に関する適正かつ迅速な実施を確保することを目的とする」(通関業法第1条)

「目的」の次に押さえておきたいのが、「通関業務の範囲」です。
通関業法では通関業務を、①通関手続きの代理・代行、②税関長又は財務大臣に対する不服申立ての代理・代行、③税関官署に対してする主張又は陳述の代理・代行、④通関書類の作成と規定していますが、この4つは、通関業者のみが行うことができる“独占業務”でもあるので、ぜひ覚えておきましょう。

「通関業務の範囲」とともに覚えておきたいのが、「通関業者の義務と権利」です。
通関業者の義務としては、①通関士の設置、②通関士の審査等、③名義貸しの禁止、④料金の掲示等、⑤秘密を守る義務、⑥信用失墜行為の禁止、⑦記帳・届出・報告等の7つ。一方、権利としては、①納税申告について意見を述べる権利、②税関の貨物検査に立ち会う権利の2つを覚えましょう。

以上の解説からもおわかりいただけると思いますが、「通関業法」科目は、暗記科目です。そして過去の通関士試験を見てみると、この科目では、同じ規定が視点を変えて何度も出題される傾向にあります。頻出論点を見極めたうえで効率よく暗記するというのが、「通関業法」科目の勉強のコツと言えます。

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