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知っておきたい!「関税法・関税定率法等」科目の傾向と対策

通関士試験の試験科目は、①通関業法、②関税法・関税定率法等、③通関手続の実務等の、全3科目からなりますが、このページでは「②関税法・関税定率法等」の勉強法について解説したいと思います。

まず、「関税法・関税定率法等」科目の正式名称は、「関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法」となっています。
つまり、この科目では関税法と関税定率法だけでなく、その他多くの法律についても学習します。ここが、ひとつの法律のみを集中的に学ぶ「通関業法」科目との最大の違いです。

「関税法・関税定率法等」科目のような、幅広い内容からなる科目を学習する際に大事なことは、細部にまで手を広げすぎないことです。1問か2問しか出題されない法律の学習に時間をかけるくらいなら、何問も出題されるような頻出法律の学習に時間をかけるようにしましょう。

ということで、この科目の学習のメインとなるのはやはり、関税法です。
関税法というのは、関税分野の基本法ですから、関税に関するあらゆる事柄がここに規定されています。また、そればかりでなく「輸出と輸入」「外国貨物と内国貨物」といった基本的な用語の定義も、この法律でなされています。

そうした重要用語をまずは押さえたうえで、通関前の税関手続き、通関手続き、関税の手続き、不服の申し立ての順で学習していくと良いでしょう。
自分が通関士になった気分で、手続きの流れを具体的にイメージしながら学習するのが、この科目の勉強法のコツです。

この科目の学習のもうひとつのメインは、関税の計算方法について定めた関税定率法です。
関税を計算するうえでは「税率」が重要になってくるわけですが、この「税率」というのは一定ではなく、法律に基づいて定められている税率、条約に基づいて定められている税率、そして特殊な措置制度のもとに定められている税率など、実にさまざまです。
ただ闇雲に覚えるのではなく、種類ごとに整理したうえで理解するというのが、勉強法としてはひとつ大事なポイントになってきます。

関税法と関税定率法がメインであることは間違いありませんが、だからと言って、他の法律をまったく無視してしまって良いわけではありません。

そこで活用したいのが、過去問です。
その他の法律については、テキストの内容を一から十まで覚えるのではなく、過去問での頻出ポイントを中心に学習していくと、限られた時間のなかでも、無駄なく効率的に学習を進めることができます。

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